
2009年のアメリカ映画、「リミッツ・オブ・コントロール」(監督:ジム・ジャームッシュ)です。シネマライズで鑑賞しました。
恥ずかしながら、ものすごーく、これ以上はないほど、おっそろしくつまらなかったです。上映中ずーっと眠くて、実際に何度か意識を失いかけましたが、それを見越してなのか、「何かが起こるシーン」の少し前から音楽が流れ始めるので、それでふと起きることができました。助かりました。(^^;
いえ、この作品が駄作だとか言いたいわけではありません。恐らく私の「映画を観る力」が不足しているのと、この監督の作品を観たことがないことによる「歴史」の不足なんだと思います。なんというか、「一見さんお断り」の映画なのかも知れません。

この記事を書くにあたってちょっとだけ、「カッコつけて、分かったフリして、『なかなか楽しめました』とか書こうかなとも思ったのですが、いくらなんでもちっちゃすぎるだろう、と思ってやめました。(^^; 情けないけれど、現時点での私の「映画を観る力」はこの程度ってことで、そのことをここに記録しておこうかなと思います。何年か後で、「ああ、あの時はなーんも分かってなかったんだな」と思える日が、来るような来ないような..。現時点では予感は全くありませんが。(^^;
さてちょっとは映画そのもののコトも書きましょうか。「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という任務を与えられた男の物語です。その男、常に守り続けているルールがあって、それに対してはあまりにもストイック。私は途中、ゴルゴ13を思い出してしまいました。イチローは毎日カレーを食べ、毎日同じメニューのストレッチをこなし、毎回同じリズムで打席に向かうといいますが、それと似たプロフェッショナリズムを感じます。私もフリー雀荘に気合いを入れて勝ちに行くときは、食事はせずに行く、途中も何も食べない、とかはありますけど、この主人公には当然そんなレベルではない恐ろしい迫力があります。
葬り去る相手にたどり着くまで、複数の個性的なメッセンジャーと出会い、彼らとのやりとりが繰り返されます。しかしそれが(私にとっては)つまらないのなんのって…退屈すぎました。おかげで、カフェの店員との小さなやりとりを「おお、面白いところだ!」と感じて感動してしまったり。なんか、丸1日砂漠でさまよって、ようやく植物の葉に水滴がついているのを見つけたような感じでしょうか。
ラストはまぁ、ほんのちょっとだけ盛り上がって終わりますが、これも私にとってはあまりにも期待はずれ。むしろ「やっと終わった、これで呑みに行ける!」という喜びがあふれた瞬間でした。

というわけで、私が生まれてから観た映画の中で(おそらく)最も楽しめなかった映画だったのですが、もしかすると何年かするとシビレる日が来るのかも知れません。印象に残ったシーンが2〜3はあるので、それをふと思い出して「あ、あれはこういう意味だったのか」という「気づき」が訪れることを、あまり期待せずに待つことにします。
あ、でも1つ観て良かったことがあった!これで今後、「ジャームッシュ?まぁ、観たよ」と言えることかな。(^^;
個人的満足度:★☆☆☆☆(「満足度」だとこうなっちゃいます。作品の出来を論じているわけじゃありませんので…..)
Popularity: 21%

現在公開中のアメリカ映画、「P.S. アイラヴユー」です。TOHOシネマズ六本木のシアター7で観賞してきました。
土曜日のレイトショー(21:40〜)ということもあって周囲はカップルばかり。私も両サイドもそれぞれカップル、しかも何故か左隣も右隣も女性のほうという状況で上映開始となりました。
開始早々、主人公2人のドタバタ劇が始まります。「死んだ夫から次々と手紙が届く」という設定であることは予告編で何度も見ていたので、「ははーん、ここで生前の彼とのラブラブの関係を描くのだな」と思って見ていたのですが、これがなかなか面白い。下品な会話連発でなかなか笑えます。
「お、これはなかなかアタリかも?」と思い始めたころ、旦那の一風変わった葬儀のシーンとなり、物語はいよいよ本題へ入っていきます。最愛の夫を失った絶望から立ち直れず、なかなか社会復帰できない主人公・ホリー。そこに死んだはずの旦那からの贈り物が届き、そこに書かれた指示通りにホリーは行動していく…というものなのですが、どうにも私はノレず、開始30分くらいで「あと何分あるんだろ?」と時計を見たくなってしまいました。その「ほら、泣けるよ、泣けるよ」という設定に一歩ひいてしまったのか、それともホリーの友人のデニースのDQNっぷりにドンビキしてしまったのか…。手紙が届く種明かしはまぁ、予想とは違ったのですが、それも(私にとっては)さほど感動を呼ぶものではなく、久しぶりにエンドロールの途中で退席してしまいました。感動していた皆様、失礼いたしました。m(__)m
不思議だったのは両サイドの女性。開始20分くらいの奇妙な葬式のシーンからもうずっと泣きっぱなし。「え?ここはまだ泣くシーンじゃないんじゃ?」と思うシーンでも泣きまくり。うーん、意味が分かりません…。なにかご自身の体験と重ね合わせているのかなぁ、という感じですが、私にはまったく理解できませんでした。別に「泣け、ほら泣け」という映画もキライなわけじゃなくて、例えば「おくりびと」なんかにはそんなシーンもありましたけど、あちらはそれでもつい泣いてしまうんですよ。でもこの映画はどうもダメでした…。
というわけでレビューを書くのもおっくうで2〜3日経過してしまったわけですが、その間にふと思ってしまった恐ろしいコトがあります。
「この映画、主人公の女性が自分の好みの顔立ちだったら、もしかしたら泣けてるんじゃ?」
うーん、認めたくはないけれど、もしかしたらそうなのかも…と思わなくもなかったり..ううむ。「言えない秘密」もシャオユーがあんなに可憐でなければシラケていた可能性が高い気はするし、うーむ。もしそうだとしたら、私は「自分の好みの子のかわいそうな様子の描写には泣けるけど、そうでなければ何とも感じない」ヤツなんだろうか…ううむ。まぁ、主人公の顔を全部変更した映像でもないかぎり分からないコトなので考えてもしゃーないのですが、ううむ、イヤな可能性に気付いてしまったものです..。(追記:あ、でも上野樹里はまるで好みじゃないけど「虹の女神」は結構泣けた….ということを後日思い出しましたww)
個人的満足度:★☆☆☆☆(とりあえず満足度という点では今年劇場で見た映画では一番低いかな…)
Popularity: 5%


「続」ではありません。1作目のほうで、見たのは4〜5ヶ月前だと記憶しています。私はDr.コトーの吉岡秀隆が結構好きで、「北の国から」もコンプリートしています。そんなわけで、多いに期待してこの作品をDVDで見たのですが..。
どこが面白い&感動するポイントなのか、全く分からずに終わってしまいました。「評判の良い作品だから、きっとこれから面白くなるんだろう」と思っていたらエンドロールが始まった、そんな感じです。ストーリーはベタすぎるほどベタで、先に起こることが大抵の人は分かると思います。それでいながら、登場人物たちのやりとりには全くリアリティを感じられず、「そんなわけないだろ」の連続でした。ネット上にあふれているブログだとかmixiの日記なんかには、「感動して涙が出た」という意見も数多いのですが…ううむ。確かにかなりの部分をCGで作成していながらそれを全く感じさせない絵作りはスゴイと思いますが、まさかそれに感動して涙を流す人はいないでしょうから….。
これだけ多くの人が感動しているのに面白く感じないのは、私の映画を「見る能力」がないのかと思って、職場の映画通の同僚に聞いてみたところ、「面白くなかったですねぇ」とのこと。私だけではなくてちょっとほっとしました。彼によると「どうだ、なつかしいだろう、昔は良かっただろう」という感じが前面に出ていてそれが鼻に付く、とのことでした。なるほど、そういえば私が視聴中に感じた違和感はそういうこともあったのかも知れません。
あと、自分が気になったのは吉岡秀隆のミスキャストぶりです。あの役は、どう考えても彼じゃないと思うのですが..。(実はその後に原作も買って読んだのですが、やはり全然違うキャラでした)他の配役がハマっているだけに残念な気がします。
個人的満足度:★☆☆☆☆(ちょっと続編を見る気にはなれません..)
Popularity: 3%

11月に発売されたスパイダーマン1,2,3のBlu-rayボックスです。4枚組で12,800円(Amazonだと9,472円)と安く、しかも前評判も高かったこともあって購入に至りました。
結果は…私にはちょっと退屈でした。初めての作品だったので1から見たのですが、これがいけなかったのかも。最初に気弱な少年がスパイダーマンになってしまうきっかけとなるシーンがあって、まぁその設定は興ざめさせない程度には悪くはないのですが、その後の主人公の葛藤のシーンに全くリアリティを感じず、どうもその後も乗り切れなかった感があります。突然ヒーローになる宿命を背負わされた彼が、葛藤と戦いながら真のヒーローへと成長していくシーンなのですが、例えば日本のアニメーションの「機動戦士ガンダム」だとか「エヴァンゲリオン」なんかと比べても、稚拙で安っぽく感じてしまいました。ヒーロー物ってのは、「なぜ主人公が選ばれたのか」「なぜ戦わねばならないのか」「なぜそんな兵器が必要なのか」といった、多くのツッコミどころをいかにうまく誤魔化して納得させるか、という部分が非常に大切で、ここの出来如何によってその後の感情移入の度合いが変わってくるものだと思うんですが、そういった点ではアメリカ映画よりも日本の特にアニメ作品のほうがよほど進んでるんですね。
戦闘シーンの迫力や盛り上げ方はさすがにスゴイものがあって、まぁほとんど脳を使わずに見ていられます。そういう意味では、「完全に子ども向け、しかも小学生向け」の作品なのかも知れません。
3に限って言えば、画質・音質は私の所有しているBlu-ray作品の中でも1,2を争うものだと思います。砂男のシーンの細やかさはDVDでは絶対に表現不可能だろうし、ブロックノイズが出まくりなのは想像に難くありません。音にしてもきっちりと5.1chを使い切っている感じがして非常に素晴らしいです。…でも退屈でした。(^^;
個人的評価:★☆☆☆☆(次に見るのはBlu-rayの画質自慢をするときかな。)
Popularity: unranked