banner  吉川マサルと申します。Webサイト算数にチャレンジ!!を1996年から続けています。東京・恵比寿で小さな塾ARENAを運営しています。当ブログには主に洋服・映画等について書く予定。More...
11月
29th

WALL・E/ウォーリー

投稿者: マサル | Files under Blu-ray, Cinema, ★4

 ディズニー&PIXARの最新作、「WALL・E/ウォーリー」です。日本での公開は12/5ですが、一足先に米Amazonで購入したBlu-rayディスクで観賞しました。日本語字幕はついていませんが、私レベルの英語力でもちゃんとストーリーは追えました。(2回目の観賞時には、辞書でいくつか調べましたけど)

 実は私はCG映画にちょっと偏見があって、ずっと避けていたところがあったんですが、今年になって「カーズ」「レミーのおいしいレストラン」をたてつづけに観て、そのクォリティの高さ(画質だけではなく、ストーリーの面でも)に感激して一気にファンになってしまいました。そんなわけで今作も公開を心待ちにしていたのですが、日米で公開時期に半年近くの時間差があった(ポニョとの競合を避けた?)ことから、米国ではすでにBlu-ray版が出ており、しかもセリフも少なめとのことで思い切って購入してみたというわけです。いやぁ、購入して大正解でした。

 まずこの作品はラブストーリーです。ただし、恋愛するのはロボット同士ですが。以前の私なら「ロボット同士の恋愛なんて」と一笑に付していたと思いますが、クルマが主人公の「カーズ」の面白さを知ってしまった今、姿カタチが人間であることにさほどの意味はないことは良く知っています。今回も観始めて15分くらいで夢中になってしまいました。細かい動きや表情による表現はさすがにピクサーで、ロボットに与える可動部分の選び方が絶妙ですね。最初の30分強はほぼセリフ無しですし、主人公もヒロインも相手の名前以外はほとんど話さないのですが、それを見事に表現上のプラス要素として活用している気がしました。

 そして中盤以降のストーリー展開の早さ、感動のさせ方、盛り上げ方もまた見事で、私はもう途中から画面に釘付けになってしまいました。そしてその画像の美しさ!金属やプラスチック(ポリカーボネイト?)や○○○の○の質感(ネタばれ防止のため伏せ字にしました)はもう見事としか言いようがなく、「息をのむ美しさ」とはこのことか!という感じです。特に中盤の○○○のシーンは必見です。是非映画館、しかも大画面で見たいところですが、もしかするとこの作品はBlu-rayで適度な大きさの画面で観たほうが高精細感があって美しく感じるかも、とも思っています。まあ、その辺は実際に観に行って確認してみることにします。(当然行きますよ、映画館にも)

 それから、随所に小ネタがちりばめられているのもこの映画の楽しいところです。私が気付いたところでは、「2001年宇宙の旅(音楽とHAL)」「iPod」「Macの起動音」といったところですが、他にもあるかも知れません。

 とにかく満足度の高い作品でしたが、3回目を観賞しながら思ったことがいくつか。CGアニメ映画ってのは、細かいツッコミどころ(普通の映画だと、「それはアリエナイだろう」とか思ってしまうところ)を「まぁ、CGアニメだから」ということで納得してしまうところがあるような気がしますね。ミュージカル映画なんかと似ているかも。案外その辺が、CGアニメ映画およびミュージカル映画が心地よく観れる理由なのかも知れませんね。

 さてBlu-ray版ですから画質・音質にふれておきます。この作品のためにBlu-ray環境を整えるくらいの価値のある作品だと思います。

個人的満足度:★★★★☆(映画館で日本語字幕版を観るのも楽しみです)

(12/7追記)

 12/5に映画館(新宿バルト9)にて吹き替え版を観賞しました。

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11月
22nd

プリュスのサインジャケット

投稿者: マサル | Files under Fashion, ギャルソン

 コム・デ・ギャルソン・オム・プリュスのジャケットです。以前記事にしたベルベット・ジャケットリップ&タンジャケットと同じく、2006SSの商品です。

 「ストーンズ期」と呼ばれる2006SSではその名の通り、ローリングストーンズをモチーフにした服を数多くリリースしています。これはその中の1点なのですが、一見すると「どこがストーンズ?」という感じがしないでもありません。実はジャケットの表面に描かれたサインがすべてストーンズのメンバーのものとなっていて、同じパターンのシャツもリリースされたようです。

 このジャケットは生地が面白く、白のみのやや立体感のあるチェック柄(という呼び方で正しいのでしょうか?)になっていて、独特の質感を生み出しています。この辺の生地の使い方、選び方はさすがはギャルソンといった感じだと思います。そもそもこの生地、洋服に使われること自体が珍しいんじゃないかな?とさえ思いますねぇ。テーブルクロスとかにありそうな気も。

 どう着てもかなり目立つシロモノですから、これを着るときには、なるべくパンツやインナーはシンプルにしています。っていうか、パンツはデニム、靴は白系のスニーカーという感じでカジュアルに、が基本かなと。下手に気張るとチンピラ風になってしまうので..。

 この服と関係あるようなないような..という感じですが、ストーンズのライブ映像を映画化した「シャイン・ア・ライト」がそろそろ公開されるようですね。私は海外版Blu-rayを先日アメリカのAmazonに注文していまして、今から到着が楽しみです。12/14の「ダークナイト・ナイト」に参加される方には、もれなくその映像&音楽も披露いたしますのでお楽しみに。(^^;

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11月
21st

BOY A

投稿者: マサル | Files under Cinema, ★4

 現在上映中のイギリス映画、「BOY A」です。渋谷のシネ・アミューズ イースト/ウエストで観賞しました。っていうか、全国でそこでしかやってないようです。先日のウォー・ダンスに続いてホンモノの単館上映作品となりました。

 物語は…重いです。子どものころに重犯罪を犯してしまったエリックが長期の刑期を終えて保釈されるところから物語は始まります。過去の犯罪が世間的に大きな話題となったものであったがゆえに、名前も住むところも過去さえも変えて新たな人生を送らざるをえない主人公。それを支えるソーシャルワーカーのテリー。運送業の仕事にもすぐに慣れ、職場に仲間も出来、そして恋人になる女性も現れ、順調に新しい生活を歩み出した彼でしたが、やがて自分に本当の「過去」がないことに苦しみ、ついには…。

 この作品は、観るものに「人間社会は、仕方なさにあふれている」ことを鋭く突きつけてきます。モノゴトの分別がつかない寂しい少年が犯罪を犯してしまったことは仕方がない、しかし彼に更生して新たな人生を送る機会が与えられることも仕方ない、出所した彼が過去を捨てることも、それをテリーが推奨することも仕方ない、過去がバレたときの周囲の反応も仕方ない…。どうしようもない、避けることが不可能な現実の数々。社会とはそういう不可避なコトの連続なのだと。明確な処方箋も提示されなければ、安っぽい安堵が与えられるわけでもない作品に久しぶりに出会いました。

 特筆すべきは、主要人物を演じる役者たちの素晴らしい演技ぶりです。主演のアンドリュー・ガーフィールドはもちろんのこと、テリーを演じるピーター・ミュラン、そして子役の2人もすごいです。アンドリュー・ガーフィールドは今後がすごく楽しみな役者ですねぇ!その他の作品も観てみたくなりました。

 

個人的満足度:★★★★☆(重すぎて2度目の鑑賞はしばらく先になりそうです..)

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11月
14th

レッドクリフ part I

投稿者: マサル | Files under Cinema, ★2

 ジョン・ウー監督の最新作、「レッドクリフ part I」です。TOHOシネマズ六本木シアター7で観賞しました。

 まず私は三国志については、超基礎的なコト(超主要人物数名の名前と超おおざっぱなあらすじくらい)しか知りません。一応、観賞するにあたって予備知識が必要かなと思って、横山光輝のマンガの30巻セットなぞを買ってしまったのですが、届いたのが木曜の夜だったこともあって、結局最初の1巻だけ読んだところで映画館に向かうことになってしまいました。そんなわけですから、いわゆる三国志ファンとは感想もかなり違ってくるかと思いますので、その点はご了承ください。

 まず、ジョン・ウーが監督という時点でちょっとイヤな予感はしていました。「派手で美しい格闘シーン」「なぜか必ず出現するハト」あたりが彼の印象だったので、「さぞかしスゴイ戦闘シーンになるんだろう、でも見終わった後は疲れだけが残るんでは?」と予想していたんですが…その通りでした。まさかハトはないだろう、と思っていたのですが..。(笑)

 戦いのシーンは確かにスゴイです。ただ、私にはちょっと長かった…。ほぼ同じシーンが何度も繰り返されるのには、まぁ3回くらいまでは楽しめるんですが、後はもう「早く次行けよ」という感じで..。途中、戦闘シーンなのに眠くなってしまいました。ただし、「八卦の陣」が登場したときには、「ほー、へー!」とうなって(いや実際には声は出していませんがw)しまいました。ここはかなりシビレます。

 俳優陣ですが、日本人は金城武と中村獅童が出演しているのですが、2人ともなかなかの活躍です。金城武のほうは諸葛孔明役ですから、存在感バッチリなのは当然なのですが、中村獅童も負けず劣らずイイ感じです。「硫黄島からの手紙」ではイマイチな気がしましたが、こちらはなかなかの怪演だと感じました。2人とも中国語は流暢に話しているように聞こえましたが、実際はどうなんですかね?

 まぁ、とにかくジョン・ウー作品ですから、「そういうもの」と思って(よーするにアホになって頭をカラッポにして)見るならば、大満足できるのではないでしょうか。ただ、個人的にはジョン・ウーにはこういうマジメな元ネタアリの超大作よりも、「フェイス/オフ」みたいなアホなアクション映画を撮り続けて欲しいのですが….。(^^;

 

個人的満足度:★★☆☆☆(「ランボー」を観る感覚だと良いかも)

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11月
9th

ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動

投稿者: マサル | Files under Cinema, ★5

 第80回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品、「ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動」です。自宅&会社からすぐ近くにある東京都写真美術館にて鑑賞しました。正直言って、あまり期待はしていなかったのですが….。

 それにしても11月7日(金)はまさに私にとって記念すべき映画デーでした。早朝の「ショーシャンクの空に」と夕方のこの作品、まさか1日に2つも超良質の★5つ映画に出会えるなんて!「ダークナイト」以降、自己満足度の評価基準はキビシ目にシフトしているはずなのですが…..しかし素晴らしいすぎるものは仕方がありません。

 ドキュメンタリーは、ウガンダ北部の戦闘地帯にあるパトンゴ避難民キャンプの子どもたちの様子を描くところから始まります。彼らがそこにやってくるには、もちろんそれぞれの理由があって、そのほとんどは「悲惨」などという言葉では言い表しようのない、哀しいものです。映画では、その過去を自分の言葉で語る3人の少年/少女にスポットを当てます。知識としては知りつつも目を背けている事実であるアフリカの惨状をいきなり突きつけられます。しかしこの時点では、それをリアリティのある現実とはどうしても感じることができない、言わば「違う世界のお話」にしか見えていませんでした。肌の色の違い、見たことのない風景、そして「ありふれた(自分で書いていて情けないですが、率直に感じていたことなので仕方ありません)映像としてのアフリカの悲惨な姿」といったことが、この感覚の麻痺を起こしているのでしょう。

 しかし、やがて子どもたちがウガンダの「全国音楽大会」への出場を決め、優勝に向けて猛練習をする姿が映し出されたり、彼らのさらなる話が語られたりすると、どんどん感情移入していき、やがては彼らを心の底から応援している自分がいることに気づかされました。もう途中からは彼らの情熱的な演奏や踊り、そしてその満面の笑みに夢中になってしまいました。「泣かせる仕掛け」が用意されているわけでもないのに泣かされてしまいました…。とにかく素晴らしいドキュメンタリー映画でした。

 特筆すべきこととして、ものすごい映像の美しさが挙げられると思います。子どもたちの表情や踊りの動きも全く破綻なく映し出されていますし、ところどころに挿入されたアフリカの風景もハッと息をのむほどの美しさです。それどころか、途中で登場する、子どもたちの乗るバスやトラックさえも美しく感じました。これはもう、ぜひBlu-rayで観たいところですが、果たしてリリースされることやら….。東京都写真美術館の映画施設はお世辞にも良いものとは言えませんでしたが、それでも美しさを堪能することができたのですから、これはもう映像ソースが良いことは確実だと思います。ぜひTSUTAYAシアターとかで観てみたいところです。

 

個人的満足度:★★★★★(まさか連発することになるとは)

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11月
8th

ショーシャンクの空に

投稿者: マサル | Files under Blu-ray, Cinema, ★5

 映画史上最高峰と名高い「ショーシャンクの空に」です。Blu-rayで観賞しました。

 この映画、その評判は前々から聞いていて(IMDb映画生活みんなのシネマレビュー)強く「観たい!」と思っていた作品で、Blu-ray版の発売を心待ちにしていました。今回、発売日にAmazonから届いたので、早速観賞してみた次第です。

 まず、この作品を観るにあたっては、あまりにも評判が良いゆえの「期待・ワクワク感」もあったのですが、しかしながら「その評判に流されないようにするぞ」とやや構えていたと思います。「好きな映画はショーシャンク」ってのもややベタだなぁ、とか思って。(笑)しかし、そんな「構え」も全く無意味でした….。ええ、超絶に面白い映画でしたとも。

 まず、モーガン・フリーマンがシビレます。なんというか、知性・教養・落ち着き・暖かみをこれほどまでに主張できる黒人俳優は他にはいないのではないでしょうか。「ダークナイト」の続編も、ぜひ彼が元気なうちに!と思ってしまいますね。主演のティム・ロビンスは私はこの作品で初めてその演技を見たのですが、いやぁハマリ役ですねぇ。ちょうどこの年に公開された「フォレスト・ガンプ/一期一会」の主演のトム・ハンクスと何か共通する部分を感じてしまいました。(一方は知的弱者、一方は優秀な銀行員なのですが)2人とも「仲間を想う気持ちと、常に希望を持っていること」が、観るものを爽快にするのでしょうか。しかし、この作品がアカデミー賞無冠で、フォレスト・ガンプが六冠というのはちょっと信じられないです。まぁ、興業収入的に成功することもアカデミー賞を獲るための一要因と(実質的に)なっているところが、良くも悪くもハリウッド的な感じがしますね。

 物語は、無実の罪で終身刑を言い渡された主人公アンディが、ショーシャンク刑務所に収監され、そこで出会った通称「調達屋」レッド(モーガン・フリーマン)と交流を深め、やがて…(以下ネタバレ防止のため自主規制)というお話です。とにかく観ていて気持ちのいい作品で、私はフリー雀荘で午前3時過ぎまで麻雀をやっていたので、鑑賞を開始したのは午前4時過ぎだったのですが、途中眠くなることも全くなく、むしろ夢中で143分間見入ってしまいました。考えさせるとか、哀しくて泣ける映画というよりは、ただただ壮快で、見る人によっては勇気を与えられる作品だと思います。ええ、映画ファンから冒頭に書いたような評価を与えられることは100%納得できますね。老若男女、誰でも楽しめて誰でも感動できる大傑作だと思いました。恐れ入りました。

 さて2chでは「罠」と呼ばれ、その画質には(悪い意味で)定評のあるワーナー発であるこの作品のBlu-ray版ですが、まぁ超絶な高画質とはいきませんが、Blu-rayとしては標準的な画質、つまりDVDよりははるかに良い画質であると言えるかと思います。音質もまぁ悪くはないかな。ただ、Blu-rayパッケージはもうちょっとセンスのあるモノにして欲しかったですね…。

 

個人的満足度:★★★★★(5つ星にしないつもりだったのに…)

Popularity: 2%


11月
3rd

ゴッドファーザーPART III

投稿者: マサル | Files under Blu-ray, Cinema, ★4

 ゴッドファーザー3部作の完結編、ゴッドファーザーPARTIIIです。Blu-ray版を観賞しました。

 マイケルの娘を演じたソフィア・コッポラがゴールデンラズベリー賞の最悪助演女優賞を受賞してしまうなど、やや評価の低い今作ですが、確かに前作・前々作とは全体に流れる雰囲気に違いがあるものの、強く非難されるような駄作でもないと思います。雰囲気の違いというのは、(あくまで私の感じ方ですが)前2作が「叙事詩」的なのに対して、今作はややテレビドラマ的で、結果として「やや安っぽい感じ」がしてしまうんですね。しかしそれでも映画としては非常に上質ですし、(やはり前2作と比較すると少し明るいものの)雰囲気も全体的に暗く重厚であることは変わりありません。むしろ前2作よりもテンポが良く、途中疲れたり飽きたりすることなく楽しめましたし、ラストはむしろPART Iよりもシビレるものである気がしますね。世間的に酷評される傾向にあるのは、前作と同様の作風を期待したファンが物足りなく感じたこと、それと何といっても男の主要人物で唯一生き残っているトム・ヘイゲンが出てこないことが大きいのではないでしょうか。私も観賞前は「トムも殺されちゃうのかなぁ」とか思っていただけに、残念というか肩透かしをくらった感じでした。

 この作品では、「後継者の台頭とファミリー内の情愛」「マフィアから巨大企業(投資グループ?)への変遷」といったところもテーマとなっていますが、何といってもメイン・テーマは「マイケルの後悔と苦悩」だと思います。PART IIでの弟殺しの罪悪の念に苦しみ、裏の世界からの脱却を図るマイケル。しかしそんな彼の感情とは裏腹に、周囲は彼を争いに巻き込んでいく。そもそもマフィアになるつもりはなかったのに、PART Iでの運命の出来事から、彼はヴィトーやソニーよりもさらに冷酷で非情な、恐怖のゴッドファーザーに変貌せざるを得なかったマイケル。ファミリーを守るためには時に蛮勇な行動も辞さない彼だが、いつしか守るべきものがファミリーから組織に変化してしまったマイケル。そんなマフィアのドンも、自身の息子・娘の前ではやはり一人の父親に過ぎず、そのことがますます彼を苦しめ、ついには最悪の結末に向かって物語は進んでいく…。うーん、やはり文章化してみても重く哀しいストーリーです。個人的には、マイケルがPART Iで殺された最初の奥さんを回想するシーンにグッときました。

 3部作を観終えた後、Blu-rayボックスの特典ディスクも見てみました。撮影秘話や公開当時の映画館の様子が収められていて楽しめましたが、個人的にはBlu-ray版をリリースするにあたってのフィルムの修復作業とその効果が興味深かったですね。世界中から現存するフィルムを買い集め、最も保存状態の良いものをつなぎあわせていき、さらに1コマ1コマに対してノイズ除去を丁寧に行っていく作業は、見ているだけでも気の遠くなるようなものでしたが、修復後の映像を見たコッポラ監督が、「自分の記憶にある当時のフィルムよりもずっと美しい。公開当時はこんなに美しかったのか。」と漏らしていたのは印象的でした。ちなみにPART IIIは3部作の中で最も新しい作品だけあって、解像度という点ではやはり前2作よりも上なのですが、しかし個人的にはIやIIのほうが味のある映像である気がしましたね。これは撮影が行われた当時の技術的な問題というよりも、前2作が意図的に暗い映像、(特典ディスクでも述べられていましたが)特に黒を強く意識した映像を多用しているからかも知れません。この点も、PART IIIが前2作と比較して「テレビドラマ的」に感じる要因の一つかも知れません。

 

個人的満足度:★★★★☆(当然ですが、IやIIを見てないと全く面白くありませんのでご注意をw)

Popularity: 2%