現在公開中の邦画、「ホノカアボーイ」です。恵比寿ガーデンシネマで観賞しました。
予告編などから「まったりしたユル系の映画」だろうなとは思っていましたが、これほどとは…。ちょっとウトウトしながらも、ほんわか気分で2時間を過ごせる、夏場の避暑地みたいな映画でした。いえ、ハワイの小さな町のお話ですから、現地はかなり暑いハズなんですが、不思議と画面からは「涼しい感じ」しか伝わって来ないんですよね。この映画、3月公開だったようですが、7月公開とかのほうが良かったかも。
たぶん、プロットを追って楽しむ映画じゃないんだろうな、と思います。登場人物が死んでも、恋人にフラれても、「痛み」をあまり感じない作品でした。映画というよりはBGV(バックグラウンドビデオ)に近い感じかも知れません。ストーリーはやや散漫で、キャストは蒼生優や深津絵里がチョイ役で出てくるという豪華仕様。これがフジテレビ+電通の威力なのでしょうか。(^^;
むしろこの映画の見どころは、町の人たちや風景・食べ物の描写にあるんだと思います。この作品に出てくるどの家にもカギはかかっていません。お店ですら、人がいないこともあるという有り様。普段都会で「見知らぬ他人への不透明感」をぐっと抑えながら、ギリギリで信頼して生活している(ホントに信頼してなければ電車にも乗れませんw)身からすると、彼らの生活は本当にうらやましくもあり、なつかしくもあり、心休まる感じすらするものです。「一度失えば絶対に取り戻すことができない」種類のものであることもあって、ちょっと哀しくもなりました。
あと、特筆すべきは「食べ物」です。ロールキャベツ、筍ごはん、ハンバーガー、そしてマラサダ…。もう生つば飲み込みまくりです。あまりにも美味しそうなものばかり出てくるので、映画観賞後に(予定していなかったのですが)イニッシュモアに行って、ハンバーガーとカレーとチリビーンズというバカ食いをしてしまいました。
ちょっと残念だったのが、やや蛇足な表現が多いなと感じたところ。冒頭、道に迷ってしまっていることはもう伝わっているのにクルマのウィンカーを左右交互につけてしまったりする描写とか、少し前の「例えば…」というレオの発言への「た、例えば!?」という反応で十分に伝わってくるビーさんの感情を、さらにワンピースを新調するシーンで重ねて表現してみたり…。まぁ、これもテレビ局タイアップ作品ゆえの仕様ってところですかね。
個人的満足度:★★☆☆☆(仕事や人間関係に疲れたときに行くのが良いかと)
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吉川マサルと申します。Webサイト
5月 4, 2009 at 19:00:24
こんにちは^^
マサルさんはあまりお気に召さなかったようですね。
私は結構ほのぼのと癒されたのと、ちょっと不思議なキャラクターたちに惹かれました。
特にコイチさんが好きで、彼の「歳をとったからってしちゃいけないことなんかないんだぜ!」っていうセリフが堪らなく好きなんです。
直接的にはあのエロ本を使うかどうかの話なんですけど、間接的にはビーさんがレオを好きになることを指していると思えましたし、広い意味ではお年寄り皆へのメッセージに感じられたもので。
タイアップ先って確かテレビ東京かどっかですよね。深夜に宣伝番組やってて、あの映画館で一番最初に公開したようです。町の人がみんな観に来てました。
5月 4, 2009 at 19:13:07
> KLYさん
あ、気に入らなかったワケじゃないんですけど、「特に引っかかるところのない映画だなー」と。ホントに幸せな2時間を過ごすことはできました!
確かにこの作品、登場人物の1つ1つのセリフが、たまらなく愛しい感じがしますよね。コイチさんもビーさんも、そして映画館のご夫婦も。ホンワカした気分にさせられます。ホノカアは日本移民の町だそうですが、そういう意味では、「日本の原風景に近い人間関係がそっくり残った、ガラパゴス的な場所」なのかも知れませんね。ただし、日本がそれに戻ることはありえないので、それが観ていてやや哀しい気分にもさせてくれました。
タイアップは、たぶんエンドロールに「フジテレビ」「電通」の2つは見えたのでそちらではないかと思ったのですが..。まぁ、どこでも良いのですが。(^^;