現在公開中の邦画、「アマルフィ 女神の報酬」(監督:西谷弘)です。TOHOシネマズ六本木シアター5で観賞しました。
いやぁ、面白かった!テレビ局の「開局○周年」の映画だし東宝だし、「踊る〜」みたいな感じのエンターテインメント映画なのかなと思っていたんですが、ちゃんとサスペンスしてるし、スピード感もリアリティもある傑作でした。さすがは「容疑者Xの献身」を、福山雅治じゃなくて堤真一を「主役扱い」にすることで単なる「人気ドラマの映画版」を超えた作品に仕上げた西谷弘監督の作品だなぁ、と。(西谷監督だってことは後で知ったのですがw)
全編イタリアロケという、ちょっとバブリーな作りなのですが、それも脚本上の必然性あってのもので、決して「予算があるから」という感じはありません。っていうか、この映画が「フジテレビ史上最高の予算で製作された」って後で知ったんですが、映像の美しさに見とれるほどゴージャスなものじゃない気がしました。まぁ、そんなものに見とれる暇もなく、「つ、次はどうなるんだろう?」とワクワクしてしまったからかも知れませんが。
それにしても、織田裕二という役者は(私は特にファンでもなんでもないのですが)、ちょっと理解を超えた魅力のある方ですねぇ。私なんかは、彼が出ているというだけで、なんだか「面白いんじゃないか?」と期待してしまうという、パブロフの犬状態になってしまっています。基本的にサル系で、そんなにスゴいイケメンというわけでもないのに華がありますし。今回の作品は、セリフが少なめで彼のファンには物足りない感があるのかも知れませんが、私はむしろ今作の彼がいままでで一番イイ気がします。
とにかく今年の夏の邦画では出色の出来である気がします。テレビ局モノですから、普段あまり映画を観ない方にも分かりやすい作りなっていますし、そうでありながらも「もういいよ、説明は」と思うほどくどくもない。誰かを誘って映画に行くなら、ハズレがないという点ではすごくオススメできる作品です。
個人的満足度:★★★★★
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吉川マサルと申します。Webサイト
7月 20, 2009 at 18:58:49
マサルさん、こんにちは!
「容疑者Xの献身」の西谷監督だったんですよね。
僕も観終わった後、知ったのですが、あちらはおもしろかったのに、こちらはなんでこんな出来?って感じがしました。
「容疑者Xの献身」は石神という人物が深く掘り下げられていたように思えたのですが、本作の黒田はそれほどでもなく・・・。
設定的にはおもしろそうな感じもあったので、ちょっともったいない感じがしました。
7月 20, 2009 at 19:38:33
誰でも気軽に楽しめる「夏のエンタメ大作」でしたね。
フジの宣伝はうるさいけれど、こういう作品は私もアリって思います。
ちゃんと内容もあるし、後味も悪くないし、さらにゴージャスだしってことで、お奨めできる作品と思いました(^^)
7月 21, 2009 at 02:29:59
こんばんは^^コメント&TBありがとうございます。
私はちょっとストーリー的に不満が残る作品でしたが、織田さんファンなんでそれはそれとして楽しませてもらいました。
多分コレがドラマでテレビで放映だったら、スケール感とエンタテインメント感を持った大作ドラマだと感じたのだと思うのですが、映画となるとちょっとハードルが上がってしまったのかもしれません。お金が掛かっているといっても、世界的に見たら大したこともないですしね。ただ逆に言うと、ようやく邦画にも同じ土俵で比べられる作品が現れてきたのかもと思ったりもします。
7月 23, 2009 at 15:04:55
> はらやん さん
なるほど、確かに黒田の出自については、ほとんど全く明らかにされませんでしたね。個人的には、彼の出自(過去)はこの物語にはさほど必要とは思いませんでしたけど、もしかするとそこは次回作とかスピンアウト作用にネタをとってあるのかも知れませんね。(^^;
いずれにしても、「初心者向けのミステリー作品」あるいは「エンタメ作品」かと思いますから、本格的なものを期待した方には「もうちょっと」な出来なのかも知れませんね。
7月 24, 2009 at 11:15:37
> たいむ さん
>誰でも気軽に楽しめる「夏のエンタメ大作」でしたね。
私もそう思いました。大々的な広告戦略を見ても狙いがそこにあることは明らかで、そういう意味では、目的をしっかり達成している作品だと思いました。私も(とくに普段映画をあまり見ない人とか、デートでの映画とかにw)「映画行くんだけど、どれがいい?」と言われたら、この映画を勧めると思います。(^^;
7月 24, 2009 at 11:17:59
> KLY さん
私は特に織田ファンではないのですが(TV版の踊るは好きでした)、彼の魅力云々とは別に映画として楽しめました。おそらく、本格ミステリー映画を期待しているとダメなんでしょうね。私なんかは、「どうせ、踊る〜のフジテレビのだから、エンタメ系だろう」と思って行ったのが功を奏したようです。
各所で挙げられている「風景の映像が多すぎ」という意見についても、私としてはむしろ(海外ロケの割に)少ない気がしました。「もったいないなー」みたいな。(^^;
7月 26, 2009 at 00:57:21
個人的には期待したほどではなかったです。
話の破綻が観ながら気になってしまって・・・。
キャラクターがもう少し掘り下げられていたら良かったんでしょうけど、
話の展開に忙しかったのか皆表層的に感じてしまいました。
設定も、黒田というキャラも、もうちょっと工夫すればもっと面白くなりそうなだけに、勿体無い感が残る作品でした。
7月 27, 2009 at 18:44:35
> ノラネコ さん
意見が異なる場合にもコメントしてくださり、感謝します。これはホントに嬉しいです。(^^;
私はこういう映画を観るときには、「思考訓練としての映画観賞」から完全に逃れ、遊園地で乗り物に乗るような、自分ではまったく動かず(考えず)にぼーっと楽しむようなモードに移行しているようなところがあって、もうスピード感とワクワク感とお祭り感があればそれでOK、という感じになってしまいます。そういう意味では、のらねこさんのほうが圧倒的にマジメに映画をご覧になっている、と言えるかなと思います。
そんなわけで、黒田というキャラクターも問題なく受け入れることができましたし、100%楽しむことができました。もちろん、観賞後に何か考えるようなことも一切ないのですが。(^^;