現在公開中のアメリカ映画、「あの日、欲望の大地で」(監督:ギジェルモ・アリアガ・ホルダン)です。銀座テアトルシネマで鑑賞しました。
恥ずかしながら全然知らなかったんですが、主役と準主役を演じるシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーって、アカデミー女優さんなんですねぇ。私、「外国人w」の見分けがあまりつかないほうで、この2人が出ている映画も何本か観ているのにも関わらず、終わってからチラシを見るまで「観たことある人だ」とは全く分かりませんでした。なるほど、そう言われてみれば演技は確かにうまかった気も…。(はい、役者の「演技のうまさ」は、ものすごい鬼気迫る演技とかでない限りよく分からない人です…orz)
そんな状態で観た(どんな映画で誰が出ていて、とかホントに何も知らなかったw)この作品ですが、この1ヶ月くらいの間に映画館で観た作品の中では最も楽しめました。つながってなさそうな複数の話が終盤につながり、「なるほど!」と膝を打つ快感、まぁ映画という媒体ならではのカタルシスはありますね。個人的には、マリアーナの「やっちまった」事件の内容とその後の表情(から想像される心理状態)や行動は、どうも「いくらなんでもそんなワケはないだろう?」と思ってしまい、終盤で一気に作品から気持ちが離れて行ってしまいましたが…。
それはともかく、感じたのは「上手く作りだなぁ」と思わずにはいられないプロット(と脚本)ですねぇ。「よく考えてあるなぁ」とも思います。時系列で描いたら全然面白くなさそう&「んなわけねぇだろ」的な話が(むしろ上記の疑問がより浮かび上がってしまいそう)、話を分解して再構築することによってこんなに面白くスリリングで、かつ哀しみにあふれた話になるとは!特に冒頭にバスの大炎上のシーンを持ってくるあたりは秀逸だと思いますね。
(しかし、今見たら公式サイトでも流されている予告編は、肝心のネタが思いっきりバレちゃってます…。今から観る方は、予告編は決して観ずに映画館に向かわれることをオススメします。)
まぁ、「上手いなぁ」などと分析する余裕があったことからもお分かりの通り、それほど映画自体には入り込んではいなかったのですが。(特にラストが)
しかし、「あの日、欲望の大地で」というエロそうな邦題はどうなんだろう?まぁ、確かに「欲望の大地」での事件がすべての発端ではあるのだけれど…ううむ?
個人的満足度:★★★☆☆
Popularity: 14%
吉川マサルと申します。Webサイト
10月 7, 2009 at 23:25:47
いや何気にこの話はマサルさんの受け取り方が正解な気がするんですよね。もちろん決して話がつまらない訳じゃないですが、私もこのプロットの上手さに感心したクチなんです。
何の合図も無くいきなり過去に飛んだりするんで、最初はちょっと面食らっちゃったんですけど、慣れてくるとこれがぜんぜん違和感ないし。丁寧過ぎるぐらい丁寧に描写してくれているから、文章で書いたら複雑そうなのに、見てる分にはむしろ解りやすい位でした。
キム・ベイシンガーとシャーリーズセロンのオスカー女優コンビは良い演技をみせてくれましたけど、個人的にはジェニファー・ローレンスが良かったかなぁ。彼女の今後をウォッチしたくなりました。
10月 8, 2009 at 01:55:40
> KLY さん
ちょっと上手すぎて、やや技巧的すぎる感もありましたが、この作品に関しては、この手法以外だとお昼のメロドラマみたいになっちゃいそうな気がしますね。
ジェニファー・ローレンスって、マリアーナを演じてた方ですよね。多感な高校生をうまく演じていたように思いました。「やってしまった」後の表情や行動はちょっと疑問でしたが、それは彼女のせいじゃありませんし。(^^;