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11月
12th

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

投稿者: マサル | Files under Cinema, ★2

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現在公開中のアメリカ映画、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(監督:ケニー・オルテガ)です。TOHOシネマズ六本木シアター7で鑑賞しました。
私がマイケル・ジャクソンの曲を初めて本格的に聞いたのは中学生のときで、世界的大ヒットとなったアルバム「スリラー」を友人に借りたのが最初で、その格好良さにすっかりシビレたことをよく覚えています。
そんなマイケルの最後の「作品」となったのがこの映画。死の直前まで行っていたという公演のリハーサルの様子が描かれる、まぁ分類としてはドキュメンタリーということになるんでしょうか。実はあまり観に行くつもりはなかったんですが、各所で絶賛されているのを見て、いてもたってもいられなくなってしまいました。(^^;
上映直後、「Wanna Be Startin Somethin」が流れ、一気に興奮!特に前半は知ってる曲ばかりだったこともあって、かなり楽しめました。マイケルの動きは表情も、予想よりもずっと良くて、「オーバードーズで亡くなる直前の人は、果たしてどんな感じなんだろう?」という私の不謹慎な興味は、まったくアテ外れなものでした。私のようなシロウトには全盛期との違いも分からない、そんな元気なマイケルを観ることができました。まぁ、体調の悪さを感じさせるような映像は意図的に使っていない可能性もあるわけですが。
また、気軽にスタッフに語りかけ、指示を出すマイケルの様子にもちょっと感激。これもまぁ、「都合の悪いところは見せないようにしている」のだとは思いますが、少なくともこういう一面があったというところが見れてちょっと安心。なんというか、マイケルって浮世離れした人というイメージが強かったので。
エンドロール後には劇場全体から拍手が。うーん、公開後1週間以上経過しているというのに、この熱気というか盛り上がりはスゴイですねぇ。
しかし、個人的には、後半は飽きてきてあまり楽しめませんでした。基本的には(映画化する意図を持って撮影されたわけじゃないから仕方ないのだけれど)リハーサル映像の垂れ流しで、かつライヴ映像というわけでもなく、歌っているシーンの1/3くらいは解像度の低いホームビデオ?で撮影されたらしき映像なので、観ていて目が疲れてきてしまって..。さらに、インタビューもマイケルに対するものはなく、周囲のスタッフに対するものだけ。率直に言って、作品自体の出来だけで言えば、ストーンズの「シャイン・ア・ライト」の足下にも及ばないものだと思いますねぇ。
もちろん、「マイケルの突然の死」という思いがけぬ事件があったからこそ急ごしらえで作った映画で、それゆえの「2週間限定公開」(延長されたみたいですが)なのでしょうから、出来そのものをうんぬん言うのはヤボで、ここは2009年という時代を生きた証に映画館に来た、くらいの気持ちで観るべきなのでしょう。
個人的には、気持ちがさらに盛り下がってしまったのは、環境問題について直接的な言葉が出てきたあたり。この記事を書くにあたって調べてみたら、彼は環境問題提起を含めた社会貢献活動を長年にわたってやってきているhttp://allabout.co.jp/gm/gc/3860/ようなのですが、それを知らなかった私は鑑賞中なんだか「うさん臭さ」ばかり感じてしまいました。これはまぁ、私がひねくれているからなんでしょうけれど、おそらく同様に感じる人も多いはず。なんというか、周囲が彼を「伝説」にすべく、やや無理をしてでも持ち上げようとしているような恣意性を感じてしまって、ちょっとひいてしまいました。そうなると「彼の死による公演キャンセルの損失を、この映画を大急ぎで作って埋め合わせようとしたのだろうなー」などという、つまらないことまで考えてしまって…。むしろ、彼の苦悩する部分を少しくらい見せてくれても良かったのに、と思いましたね。
個人的満足度:★★☆☆☆

現在公開中のアメリカ映画、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(監督:ケニー・オルテガ)です。TOHOシネマズ六本木シアター7で鑑賞しました。

私がマイケル・ジャクソンの曲を初めて本格的に聞いたのは中学生のときで、世界的大ヒットとなったアルバム「スリラー」を友人に借りたのが最初で、その格好良さにすっかりシビレたことをよく覚えています。

そんなマイケルの最後の「作品」となったのがこの映画。死の直前まで行っていたという公演のリハーサルの様子が描かれる、まぁ分類としてはドキュメンタリーということになるんでしょうか。実はあまり観に行くつもりはなかったんですが、各所で絶賛されているのを見て、いてもたってもいられなくなってしまいました。(^^;

上映直後、「Wanna Be Startin Somethin」が流れ、一気に興奮!特に前半は知ってる曲ばかりだったこともあって、かなり楽しめました。マイケルの動きは表情も、予想よりもずっと良くて、「オーバードーズで亡くなる直前の人は、果たしてどんな感じなんだろう?」という私の不謹慎な興味は、まったくアテ外れなものでした。私のようなシロウトには全盛期との違いも分からない、そんな元気なマイケルを観ることができました。まぁ、体調の悪さを感じさせるような映像は意図的に使っていない可能性もあるわけですが。

また、気軽にスタッフに語りかけ、指示を出すマイケルの様子にもちょっと感激。これもまぁ、「都合の悪いところは見せないようにしている」のだとは思いますが、少なくともこういう一面があったというところが見れてちょっと安心。なんというか、マイケルって浮世離れした人というイメージが強かったので。

エンドロール後には劇場全体から拍手が。うーん、公開後1週間以上経過しているというのに、この熱気というか盛り上がりはスゴイですねぇ。

しかし、個人的には、後半は飽きてきてあまり楽しめませんでした。基本的には(映画化する意図を持って撮影されたわけじゃないから仕方ないのだけれど)リハーサル映像の垂れ流しで、かつライヴ映像というわけでもなく、歌っているシーンの1/3くらいは解像度の低いホームビデオ?で撮影されたらしき映像なので、観ていて目が疲れてきてしまって..。さらに、インタビューもマイケルに対するものはなく、周囲のスタッフに対するものだけ。率直に言って、作品自体の出来だけで言えば、ストーンズの「シャイン・ア・ライト」の足下にも及ばないものだと思いますねぇ。

もちろん、「マイケルの突然の死」という思いがけぬ事件があったからこそ急ごしらえで作った映画で、それゆえの「2週間限定公開」(延長されたみたいですが)なのでしょうから、出来そのものをうんぬん言うのはヤボで、ここは2009年という時代を生きた証に映画館に来た、くらいの気持ちで観るべきなのでしょう。

個人的には、気持ちがさらに盛り下がってしまったのは、環境問題について直接的な言葉が出てきたあたり。この記事を書くにあたって調べてみたら、彼は環境問題提起を含めた社会貢献活動を長年にわたってやってきているようなのですが、それを知らなかった私は鑑賞中なんだか「うさん臭さ」ばかり感じてしまいました。これはまぁ、私がひねくれているからなんでしょうけれど、おそらく同様に感じる人も多いはず。なんというか、周囲が彼を「伝説」にすべく、やや無理をしてでも持ち上げようとしているような恣意性を感じてしまって、ちょっとひいてしまいました。そうなると「彼の死による公演キャンセルの損失を、この映画を大急ぎで作って埋め合わせようとしたのだろうなー」などという、つまらないことまで考えてしまって…。むしろ、彼の苦悩する部分を少しくらい見せても良かったのに、と思いましたね。

個人的満足度:★★☆☆☆☆

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6 responses. Wanna say something?

  1. KLY
    11月 12, 2009 at 01:52:46
    #1

    監督のオルテガは、マイケルの死をダンサーたちに伝えるシーンとかは全てカットしたそうです。お涙頂戴ではなくて、観客に今まで見せたことのないマイケルを見せたかったからだそうで。私は彼の大人になってからの黄金期に自然とはまっていた人間なので、リハーサルとはいえこの完成度に舌を巻きました。ただ、彼が生きていたらこの映像はせいぜいDVD特典か何かで観る程度だったことを思うと、改めて彼が亡くなったのだと実感させられたという気持ちもどこかにあったように思います。でもま、やっぱり彼は天才でありキングですよ。彼を私たちの常識ではかっちゃいけないんだろうなって思いましたもん。

  2. マサル
    11月 13, 2009 at 16:29:21
    #2

    > KLY さん
     この作品、彼が生きていたらDVD特典にほんの一部が使われただけだったのでしょうね。完璧主義だったマイケルにとって、この映画の映像はクオリティ的には納得のいかないものでしたでしょうし。そういう意味では、この映画は「マイケルの死があったからこそ価値の出た映像」かなとは思います。
     そういう点では、まさに「今だから感動できる映像」なのであって、もちろんマイケルの生前であってはこれほどの感動を人々に与えることはできなかっただろうし、彼の死が風化しているであろう10年後とかでも意味が薄れてしまったのだろうとも思いますね。

    > でもま、やっぱり彼は天才でありキングですよ。彼を私たちの
    > 常識ではかっちゃいけないんだろうなって思いましたもん。

     それはその通りでしょう。その溢れる才能がゆえに、自らは幸せになれなかった人物、しかし周囲を幸せにした人物、という気がします。そして、そんな彼に「たかった」「ぶらさがろうとした」人物が多数いたのも事実で、私はこの映画に「そんな連中の陰」のようなものを見てしまい、ちょっとひいてしまった感じなんです。彼の音楽やダンスの凄さは、この映画を見るまでもなく不世出のものだと確信しています。

     とにかく、早過ぎる死は残念な限りです。

  3. ノラネコ
    11月 13, 2009 at 23:44:29
    #3

    なるほど。
    しかし、この作品に客観的なドキュメンタリーを求めても仕方が無い気がします。
    なぜなら、これは舞台と全く同じタイトルを使い、舞台監督がそのまま映画の構成を行っている事からもわかるように、関わった者にとっては幻になった本番を、少しでも感じてもらうための代用品だからです。
    「THIS IS IT」はMJ以外にも様々な人アーティストが関わっていたステージですし、アーティストにとって最悪の事態は、作ったものが日の目を見ないことですから、オルテガ監督を始め関係者は何らかの形で、彼らが作りたかった物、表現したかった物を世にだしたかったのでしょう。
    またそれゆえにライブ以外の要素は殆どカットしたのでしょう。
    同時にこれは身内によってつくられた追悼作でもありますしね。
    もちろんソロバンを弾いている人もたくさんいると思いますけど、MJ伝説を作り上げるのは、エンターテイメント生きるものとしては当たり前の事なので、それに関しては違和感は感じません。
    むしろ伝説になることで、90年代以降のマスコミによる過剰なバッシングによって大きく歪められてしまったアーティストとしての偉大な仕事にスポットがあたり、彼の残したものが知られてゆくのなら喜ばしいと思います。
    おそらくMJの負の面を描く作品も今後出てくるでしょうし、暴露本などは既に色々な人が書いてるようです。
    まあ、それはそれで興味深かったりもするのですけどね。
    何れにしても、MJはやはりスーパースターであり、突然の死によって伝説になったのも確かなので、今後も色々な意味で注目を集め続けるでしょう。

  4. コブタです
    11月 15, 2009 at 21:09:39
    #4

    こんにちは!
    コメントありがとうございました!
    私はコチラ、川崎109のIーMAXシアターで鑑賞してしまいました!

    映像的には、I-MAXサイズで見るほどでの画質ではなかったかなとは思いましたが、画面が大きい分マイケルのパワーをより強く感じることができたように感じます。

    たしかにコチラ、ギリギリまでリハーサル映像を極力見せないようにしてきたことなどかなり商業的な意図はプンプン感じるのですが、たとえ出来は万全とはいえない姿でも マイケルがこのライブでやりたかったこと伝えたかったことを感じることが出来るこの作品は意味が大きかったと思います。

    また 環境問題の件も、マイケルは偽善ではなく本気で考えていて 今回のライブでそのことを訴えるために構成をつくっていたから、コチラの作品もその面が強くでてしまったのは仕方がないのでしょうね。

    他の著名人のように ポーズとか偽善でなく本当に、世界平和、環境問題、貧困といった問題を純粋に嘆き本気でなんとか変えれないかと思っている所もマイケルという人物ですしね~!

    日本講演でも手を抜かない 数少ない外国人アーチストでしたし、、
    一度はライブ観に行くべきだったと 今更のように後悔しています。

  5. マサル
    11月 16, 2009 at 08:51:10
    #5

    > ノラネコ さん

    > 関わった者にとっては幻になった本番を、少しでも感じてもらうための代用品
     なるほど。そう伺うと「そうか!」と思いますねぇ。私は、初日や2日目に観た方々の「感動した!」という評価をチラ見してから観たこともあって、すごい映像とか超絶な音響とかを期待しすぎていたのかも知れません。思えばこれはリハーサル(練習)映像なのだから、この程度で当たり前、むしろ「リハーサルなのにこんなにすごい」ことを評価しなくてはならなかったのかなと今はちょっと考えを改めています。

    > MJ伝説を作り上げるのは、エンターテイメント生きるものとしては当たり前の事
     これもその通りかなと頷きました。ただ、マイケルは時代の寵児ではあったけれど、同時に時代の(資本主義の)犠牲者でもあった気がしていて、それはとりもなおさず我々ファンも含めた「加害者たち」の存在も意味しているかなと思っています。もちろん、そういうものをうまくコントロールしてバランスよく生きていける能力をも兼ね備えた音楽や芸術の「天才」もいるのでしょうけれど、彼の場合はそれにやや押しつぶされてしまった感があるかなと。その集大成というか残り香のようなものをこの作品から嗅ぎ取ってしまったというのが私の観賞時の違和感の正体かなとも思っています。

     私は違和感が先に立ってしまったこの作品ですが、その存在理由については全く疑問に思っていません。DVD化の際に出てくるであろう「秘蔵映像」も含め、歴史的価値の高い作品だと思います。
     「天才は死して完成する」とか言われますけど、彼がそれに当てはまってしまったのは、良かったような残念なような…ちょっと複雑です。

  6. マサル
    11月 16, 2009 at 09:41:54
    #6

    > コブタさん
     IMAXでご覧になりましたか!画質はともかく、音の点ではこの作品はうってつけだったのではないでしょうか。「画質・音質フェチ」の私は、IMAXにするか六本木にするかちょっと迷ったのですが、結局「近いから」という流川のような理由で六本木にしてしまいました。(^^;
     上では特に後半に文句?ばかり書いてしまったのですが、少なくとも前半はビリビリとシビレていたのは事実ですし、しっかり楽しめました。しかしやはり練習は練習なわけで、どうしても「うー、これの本番が観たかった〜!」という気持ちになってしまいます。そういう意味で、「練習でこれなら本番はどうなっていたんだ!?」という欲求不満のたまってしまう作品でもありました。
     環境問題については、「コペンハーゲン会議も近いし、今や世界はCO2削減ゲームにすべての国が乗ってしまっているんだなー」などと、作品のメッセージを見ながら思ってしまったのですが、彼の以前からの行動を帰宅後に調べて、「とってつけたような」活動ではなかったんだ、と後から知った次第です。反省。

    > 一度はライブ観に行くべきだったと 今更のように後悔しています。
    これ、私もです…。orz

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